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JAPIAについて

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 太平洋島嶼と我が国は、明治の頃からの交流によって、民族的な絆を強めてきました。例えば、ミクロネシア地域に住む方々の約20%には、日本人の血が流れています。この事実も歴史の一端といえますが、このことを知っている日本人はそれほど多くはありません。これは敗戦による日本国の立場が弱まる一方、極小国家ゆえに、彼らが振り向かれる機会もまた少なかったからでしょう。

 しかし21世紀の今日、太平洋を取り巻く国際関係は大きく変貌し、注目されることの少なかった島嶼国家(島嶼14ヵ国)が一段とその存在感を高めています。地球環境、海洋資源、安全保障等々、島嶼諸国の果たす役割がとりわけ重要になってきたからです。広大な海洋を共有するパートナーとして、島嶼諸国が大切である理由がここにあります。

 そのため、日本政府は1997年以来、3年ごとに「太平洋・島サミット」を実施してきましたが、一方で民間交流の活発化も不可欠です。官民挙げての交流、協力関係の強化こそ、太平洋の平和と安定、さらには繁栄へと繋がる道だと思われるからで、そのためにも今、新たに誕生した太平洋協会が果たすべき役割は極めて大きいと言えましょう。

 この組織が民間活力を結集させる要となり、太平洋の国々との友好関係がますます発展していくことを大いに期待しております。

 

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 2013年4月1日に一般社団法人太平洋協会が発足し、会長に就任いたしました。ここに、謹んでご挨拶を申し上げます。

 本組織は、1974年に当時の経済団体連合会(経団連)のご協力のもと、外務省所管の社団法人 「日本ミクロネシア協会」(JMA)として発足し、1998年には、事業範囲を太平洋島嶼地域全域に拡大して組織名を「太平洋諸島地域研究所」(JAIPAS)に改称。さらにこの度、公益法人制度改革法への対応により一般社団法人となり、組織名を「太平洋協会」(JAPIA)へと改称して、新たなスタートを切りました。

 本会は設立以来、日本と太平洋島嶼諸国との人的交流、文化交流等を推進するとともに、地域の経済開発や政治社会動向の調査研究、さらには外交や援助政策に関する研究及び政策提言を実施してまいりました。この40年あまりの間、一貫して我が国と島嶼諸国との友好関係を発展させるために実施してきた諸活動は、国内唯一の交流・研究機関として高い評価をいただいてまいりましたが、新生組織ではこれまでの伝統を十分に継承しながら、さらに拡大する今日的ニーズに対応するべく積極的な活動を重ねて行く所存でございます。

 近年、島嶼諸国が大きく注目されているのは、太平洋をめぐる国際関係の激動が一つの原因だと思われます。こうした時期だからこそ、いま産・官・学の叡智の集結が求められ、民間団体として本会が果たすべく役割が一層重要度を増していることを感じます。

 皆様におかれましては、こうした現状を十分にご理解いただき、ますますのご支援、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

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